ジェネリック医薬品とは、新薬という最初に研究開発・販売された医薬品の特許が切れた後に発売される医薬品のことで、厚生労働省の承認後に発売されます。
新薬を先発医薬品と呼び、ジェネリック医薬品を後発医薬品と呼ぶこともあります。
欧米では広く普及しており、後発医薬品が有効成分の一般名称(ジェネリックネーム)で販売されることに由来し、『ジェネリック』と呼ばれるようになりました。
(特許が切れていない医薬品の場合、ジェネリック医薬品は存在しません)
有効成分とその含量は、新薬もジェネリック医薬品も同一ですが、形状(錠剤の形・大小など)、味、添加剤(錠剤を固形化する成分など主成分以外)が異なる場合があります。
これは、新薬の発売後、様々な技術が進歩したり、患者様の生活スタイル・希望に沿ったジェネリック医薬品が発売されたりすることにもよります。
ジェネリック医薬品では添加剤が新薬と異なることが多いのですが、この添加剤についても安全性が確認さているものが使用されております。
ただし、患者様の体質(アレルギーなど)に起因して何らかの影響が出ることも考えられますので、主治医や薬剤師に相談されることをお薦めいたします。
このように特許が切れた後に発売させるジェネリック医薬品は、その価格も安くなる場合が多く、医療費の抑制、また患者様の負担金の軽減にプラスになることより注目を集めております。
稀なケースで負担金が安くならない場合もありますので、こちらも医療機関・薬局でお尋ねください。